会長退任のごあいさつ
前代表理事・会長 日比政昭
このたび、3月9日開催された(一社)九曜会社員総会を以て、定款第20条第4項の定めに従い、代表理事・会長を退任いたしました。
思い起こせば、2002年の九曜の集いで開催キーを受け取って以来、九曜会の運営に携わってまいりました。この間、会員、理事監事の皆さまのご理解もいただいて、任意団体から一般社団法人への移行、会費の年度会費制への移行、事務所の(一財)三五会内への移転等、九曜会にとって大きな変化となる課題を具現化してまいりました。
2018年には代表理事・会長を拝命し、九曜会活動をより活発にすべく微力を尽くしてきたつもりではありましたが、残念ながら2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の出現による社会活動の制限、変化により、6年間の就任期間のうち、約3年間は満足に活動を行うことはできませんでした。2023年になってようやく元の活動を行うことができる社会環境にはなりましたが、これまでの所、2019年までの活動のレベルには充分に復するまでには至っておりません。また、その影響は北園高校卒業生の九曜会への入会数の激減につながっており、北園高校教職員、生徒、北園高校PTAとの連携を通じて九曜会に対する認識を深めていただくところから再開する必要があると思っています。
一方で、LINEを用いた理事間の情報共有や理事会のリモート会議での開催、社員総会のリモートでの試行、九曜の集い2022からはYouTubeによる会場からのライブ中継など、新型コロナウイルス感染症拡大の結果、一般化した新しい手段や手法を九曜会活動の中に取り込むことができ、将来九曜会を支えていただく若い世代との距離を拡大しないようにするためにも、世の中の流れから離れないようにすることも行ってまいりました。これからも新しい手法の導入は常に意識していく必要があると思っています。
しかしながら、活動の基盤である、財務の観点からは単年度赤字が続いており、支出の削減に努めてきましたが、収入増はなかなか難しく、今後の課題と思っております。
今後は2024年度からの新体制運営の下、九曜会活動の活発化に向けて進んで行くことになりますので、会員の皆さまには引き続きご理解ご協力をいただきたいと思います。最後になりますが、九曜会および九曜会会員の皆さまの更なるご発展を祈念申し上げ、皆さまへの御礼とさせていただきます。