九曜会について
九曜会は、1928年(昭和3年)に創立された東京府立第九中學校及び都立北園高等学校の同窓会です。
同窓会は府立九中一回生卒業の1933年(昭和8年)に発足しました。
主に学校と三五会が主体となって同窓会誌を発行し、1941年(昭和16年)には最初の名簿が発行されました。
戦争末期から終戦直後には活動休止状態にありましたが、1948年(昭和23年)に再発足して「九曜会」と命名されました。
以後毎年同窓会総会を開催し、断続的に卒業生名簿を発行していましたが、1978年(昭和53年)に母校創立50周年記念名簿を発行してからはほぼ休眠状態にありました。
1984年(昭和59年)年に「ひいらぎ会」が開催されて以後、同期会が盛んに開催されるようになり、翌1985年(昭和60年)には九曜会再建総会が、折から改築が決まっていた旧校舎とのお別れ会も兼ねて開催され、約800名が参加しました。そこでは新たに会則を定め、組織を整えて、母校への熱い想いを結集して再建に取り組んでまいりました。
以後、同窓生同士の多彩な交流、母校への貢献など、充実した活動を展開しています。
なお、2010年(平成22年)に組織をこれまでの任意団体から一般社団法人へと移行し、社会に責任の持てる人格ある組織として、同窓会活動、運営の一層の充実、及び母校の発展に寄与して参ります。
代表理事・会長 ごあいさつ
代表理事・会長 登坂渉
このたび、2024年3月9日開催の社員総会において今期の理事に、その後の理事会にて代表理事・会長に選任いただきました、北園27期 登坂渉です。よろしくお願い申しあげます。
私の九曜会活動の原点は、「九曜の集い2005」の成功体験です。卒業30年後にイベントの担当期となり、現役時代には名前も顔も知らず、話すことすらなかった同期生が、1年近くの時間をかけて準備する間に起こった様々な体験は、50歳近い年代の私たちには奇跡のような出来事であり、大勢の仲間を得たことは大きな財産です。現在まで27期同期会が継続的な活動を行っていることは、そのきっかけを与えてくれた九曜会のおかげだと感謝しています。
その時から今日に至るまで、九曜会は任意団体から中間法人、一般社団法人と法的な整備を進め、社会的に責任のある法人として運営されてきました。定款の規定に基づき3期6年間を務めた日比政昭・前会長が3月9日開催の社員総会において任期満了となりました。理事として重任された私が、その場で開催された理事会で代表理事・会長として選任されました。
理事会での協議により執行体制の見直しを図り、過去3期に渡った副会長・事務局長の兼任を解き、新たに副会長2名を選出し、事務局長を専任とし、新たな理事に3名の仲間を迎えました。副会長はそれぞれが担当する委員会の上級管理者として、委員会運営の支援をすることとしました。従来の事務局会議を総務委員会に改組し、正副会長、事務局長、事務局員を委員として、理事会議案の作成を担うこととしました。いずれも理事・監事の情報の共有と意思決定を円滑に進めるためのものです。
差し迫って重要な課題は、卒業生の加入率の低下と会費納入者の減少です。いずれも活動の原資である収入の減少に繋がり、円滑な活動を妨げてしまいます。これまでも理事会において、この問題解決のため、議論を重ね様々な対策を講じてまいりましたが、なかなか効果が現れておりません。そこで、従来の九曜だより、九曜会会報の紙媒体に加えて、インターネット上のデジタル媒体により広く九曜会活動の周知を図るための委員会を新たに設置しました。直ぐに効果は現れないかも知れませんが、継続的な活動を続け、会員の皆さまが、身近に目に触れる形で実感していただくように努力してまいります。
結びに、新しい体制の理事会の運営に対して遠慮なくご意見、ご要望をお寄せください。即座にお返事ができない場合でも、理事会で協議した結果に基づきまして必ずお返事を差し上げます。会員の皆さまにはこれまでご支援くださいまして、ありがとうございます。今後ともますますのご理解、ご協力をくださいますようお願いいたします。